生活相談員とは?介護職のキャリアアップにつながる魅力・やりがいについて

2020.07.27介護の仕事
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介護のお仕事の一つに、「生活相談員」という職業があります。ソーシャルワーカーとも呼ばれ、介護職のキャリアアップ先として目指す方も多いようです。この仕事に就くために必要な資格や、仕事内容はどのようなものなのでしょうか。
今回のコラムでは、生活相談員の魅力や目指し方を解説します。

生活相談員とは

1963年制定の「老人福祉法」において生まれた生活指導員という仕事がもとになっています。その後、2000年に創設された「介護保険制度」により、現在の「生活相談員」という名称になりました。介護業界のマルチプレーヤーともいわれる職業ですが、担当業務はどのようなものなのでしょうか。

仕事内容

生活相談員は、主に下記のような仕事を行います。

・利用者が施設に入る際または退所する際の手続きや調整業務
・介護サービスの利用開始、中止に関わる手続き業務
・ケアマネージャーと利用者の連絡窓口
・他職種・関連機関との連携や調整業務
・問い合わせ窓口
・利用者やその家族の相談対応業務

上記のように、利用者の生活サポートのために施設や医療機関、自治体など介護サービスに関するありとあらゆる連携・調整役が任されています。施設に入居する際は契約手続きも発生するため、介護の基本知識以外にも一般的な契約に関する法律や介護保険法の知識が求められます。

活躍の場

デイサービス、ショートステイ、介護老人保健施設や病院など、勤務先は多岐に渡ります。

生活相談員の需要について

デイサービス、ショートステイ、特別養護老人ホームなど、多くの施設で生活相談員の配置が義務付けられており(※1)、介護施設になくてはならない存在といえます。少子高齢化によって増加する介護施設の数に比例し、生活相談員の需要もますます高まっていく見込みです。

生活相談員の魅力・やりがいとは?

生活相談員としての仕事の魅力、やりがいを5つご紹介します。

たくさんの人と関わることができる

NPO法人

生活相談員は、利用者やその家族の悩みを解決するために、介護職員や自治体、医療関係者など様々な職種の人と連携する必要があります。一部の繋がりだけにとどまらず、多くの人との関わりの中で仕事を進められる点が魅力の1つです。

労働時間

通常の介護職と異なり、生活相談員は夜勤がほとんどなく、生活リズムが整えやすい職業です。体力的に夜勤がきつい、という方も、日勤のみの生活相談員であれば長期的に働くことが可能かもしれません。

知識が身につく

生活相談員の業務は、施設運営に関わる多くの仕事を担当するため、幅広い知識を身につけることができます。介護職員以外との関わりも多い分、各職種の業務も把握する必要があるため、広い視野で総合的に判断する力も身につけることができます。

実務経験を得ることができる

生活相談員として通算5年以上勤務することでケアマネージャーの受験資格を得ることができます。このように、介護の資格の中には介護現場での実務経験がなければ受験できないものもあるため、資格を取得してキャリアアップしたい方におすすめの仕事の1つです。

キャリアアップにつながる(ケアマネージャー、管理者) など

生活相談員として勤務することで施設の運営に必要な管理能力を身につけることができるため、施設長や管理者としてのキャリアアップを目指すことが可能です。また、上記でもお伝えしたように、ケアマネージャーに挑戦できるため、将来のキャリアプランに役立つ経験が得られるでしょう。

生活相談員の資格要件

生活相談員は職業の名前であって、「生活相談員」という専門の資格はありません。要件を満たし、求人に応募することで生活相談員になることができます。ここからは必要な資格要件をご説明します。

書類と封筒

資格要件
社会福祉主事任用資格者、社会福祉士、精神保健福祉士のいずれかの資格を持っていれば、すぐにでも生活相談員として就職活動を行うことができます。
ただし、自治体によっては上記の資格を持っていなくても条件を満たせば生活相談員になれる場合もあるようです。詳しい資格要件については各都道府県にお問い合わせください。

未経験でも生活相談員になれる?

基本的には、前述した資格や要件を満たしていれば基本的には未経験でも生活相談員になることは可能です。また、無資格でも都道府県によっては条件(実務経験など)を満たせば生活相談員として勤務できるところもあるようです。

生活相談員の給与・年収は?

電卓平成29年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要(※2)によると、生活相談員の平均給与(賞与など込み)は月323,690円とのことです。一般の介護職員の月給は平均で297,450円のため、生活相談員は給与水準が高めといえます。

また、介護の転職エージェント「キララサポート」に実際に出ている生活相談員求人の給与例は以下の通りです。

東京都 介護老人保健施設 正社員
月給 200,000円~

神奈川県 特別養護老人ホーム 正社員
月給 235,000円~375,000円

北海道 介護老人保健施設 正社員
月給 197,500円~253,000円

福岡県 特別養護老人ホーム 正社員
月給 170,600円~271,400円

上記は賞与を加味せず、月給のみで計算した場合の金額です。具体的な年収や、各求人の待遇については生活相談員求人一覧をご覧ください。

生活相談員に向いている人

ベージュのスーツを着た女性キャリアアップを目指したい人

介護業界での活躍を目指す人は、介護利用者と職員の両方の立場に立って行動できる方が多く、生活相談員としても向いていると言われています。生活相談員は将来的に管理職やケアマネージャーになれるため、キャリアアップを目指す方におすすめの職業です。

コミュニケーション能力がある人

多くの人との連携が必要な職業ですので、人とコミュニケーションを取ることが苦ではなく、問題解決のために積極的に動くことが出来る人にはぴったりの職業といえます。

「窓口」としてマメな人(報告・連絡)

報告、連絡がしっかりできる能力も生活相談員に必要な資質の1つです。利用者の生活をよりよくするために責任をもって関係部署と連絡連携できる人であれば、スムーズに仕事を進めていくことができるでしょう。

まとめ

多様な施設で幅広い業務を担当する生活相談員は大変なことも多いですが、知識やスキルが身につけられる仕事です。ケアマネージャーや管理者などへのキャリアアップも目指せる職業ですので、今後介護業界で活躍していきたい方はぜひ挑戦してみてください。未経験でキャリアをスタートしたい方は、教育体制が整っている職場や、未経験歓迎の求人がないか転職エージェントに問い合わせてみるといいかもしれません。

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参考(キララサポート以外のサイトに移動します)
※1 指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準
https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=82999406&dataType=0&pageNo=1
※2 平成29年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kaigo/jyujisya/18/dl/29gaiyou.pdf

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