介護老人保健施設の役割や特徴、具体的な働き方を解説!

2021.12.20介護士の働き方・環境

介護老人保健施設は、高齢者の在宅復帰を目的としてリハビリテーション(以下リハビリ)や医療ケアを中心に行う施設です。老健とも呼ばれるこの施設で働くスタッフは、介護士などの介護職員や看護師だけではありません。理学療法士や作業療法士、言語聴覚士など、多種多様な資格を持った専門スタッフが、利用者の在宅復帰を目指して連携して働いています。

介護老人保健施設での介護職員の仕事は、他の施設で働く場合とどのような点が異なるのでしょうか。この記事では、介護老人保健施設の役割や特徴、働き方について解説します。

介護老人保健施設とは?

サポートをする女性職員介護老人保健施設(老健)は、65歳以上で要介護1以上の方を対象として、医療ケアやリハビリを中心とした介護サービスを提供する施設です。

病気やケガで入院をした高齢者は、入院前のような活動ができず、退院後すぐには在宅での生活が困難になる場合があります。介護老人保健施設の主な目的は、そのような方の在宅復帰を目標としたリハビリで、原則3カ月~6カ月程度での在宅復帰を目指します。

また、管理者は基本的に医師であり、看護師や理学療法士などの医療職の配置が手厚いことも特徴です。他の老人ホームへの入居が決まるまで、一時的に利用されることもあります。

このように、介護老人保健施設は在宅復帰を目指しながら、理学療法士や作業療法士などによるリハビリを行う場所、という色合いが強い施設です。ただし、一部の「介護療養型老人保健施設」では、要介護度の高い人や認知症の重い人などを長期に受け入れることもあります。

介護老人保健施設の働き方や役割とは?

顔を合わせる職員とおばあちゃん介護老人保健施設の主な役割は、地域包括支援センターやケアマネージャーと連携して、包括的な支援を行うことです。

具体的には、入所者の在宅復帰を目標としたケアプランを作成し、日常的な食事や排泄介助のほかに、リハビリや機能訓練を兼ねたレクリエーションなどを行います。

特別養護老人ホームや有料老人ホームと異なるのは、この「リハビリを通して在宅復帰を目指す」点です。介護老人保健施設では、単に日常の動作を介助するだけではなく、自宅での生活を想定しながら、生活に必要な機能訓練を行います。

介護職員だけでなく看護師や理学療法士、作業療法士、言語聴覚士など、多分野のスタッフと連携をして利用者のケアを行うことが大きな特徴です。

介護老人保健施設の仕事の特徴や向いている人

介護老人保健施設における介護職員の基本的な仕事は、利用者の在宅復帰を目指した身の回りのサポートが中心です。

特別養護老人ホームや有料老人ホームのような終身利用が可能な入所施設と違い、介護老人保健施設の利用者は短期間で入れ替わります。そのため、医療的な視点でのケアやリハビリの知識など、多くの症例を経験しながら働きたい方に、特に向いている施設といえるでしょう。

以下で、具体的な仕事内容や、一日の仕事の流れ、介護老人保健施設に向いている人の特徴などをご説明します。

介護職員の仕事内容

食事を配膳する女性職員介護老人保健施設では、食事や入浴、排泄などの介助のほかに、リハビリを目的としたレクリエーションを実施します。利用者の健康管理や投薬管理は看護師の仕事ですが、利用者の健康状態で気になる点があれば、看護師と連携して医療面でのサポートを行うことも重要な仕事の一つです。

このように、看護師や理学療法士と情報を共有しながら、利用者や家族に寄り添い、利用者の身近な存在としてサポートすることが、介護老人保健施設における介護職員の大切な役割です。

介護老人保健施設では、利用者の日常生活をサポートするだけでなく、在宅復帰をゴールとしたケアを行う点が大きなポイントになります。利用者は3カ月~6カ月程度の期間で在宅復帰を目標としているため、無事に退所できるように励ましながら介助を行います。

利用者が1人でできることはなるべく手伝わず、何かがあったときにはすぐに介助できるよう、近くで見守る場面も多いでしょう。

介護職員の一日の流れ

勤務形態は、早出・遅出を含む日勤と夜勤に分かれます。おおまかな日勤のスケジュールは、以下のようになります。

  • 朝8時頃~出勤・夜勤担当から引き継ぎ
  • 午前中~利用者の入浴介助
  • 昼食~準備と食事介助
  • 午後~レクリエーション、リハビリ支援
  • 15時~おやつタイム
  • 16時~記録入力、夜勤に申し送り
  • 17時頃~退勤

日中の活動の様子をよく観察をして、利用者と綿密なコミュニケーションを取って業務にあたります。

介護老人保健施設に向いている人

介護老人保健施設で働く女性介護老人保健施設には、介護職員の他に看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士など、さまざまな分野の職員が働いています。そのため、誰ともでも円滑なコミュニケーションを取れる方が適しているでしょう。

また、さまざまな分野のスタッフと交流を深めながら、医療関係の知識や介護関係の知識を幅広く身につけたい人にもおすすめできます。介護職員以外の職種と仕事をしていく中で、介護の知識だけでなくリハビリや医療ケアの知識が身につき、大きな経験値を得られるでしょう。

介護老人保健施設の仕事の「やりがい」とは?

散歩中の職員とおばあちゃん介護老人保健施設では、病気やケガで入院をして、以前のような動作が難しくなった高齢者に対して、適切なケアを行うことで在宅復帰を目指します。多くのスタッフと連携し、利用者の回復を支援できることが、介護老人保健施設で働く最大のやりがいではないでしょうか。

できる動作が増えてくると、利用者にも笑顔が見られるようになります。元気になって在宅復帰ができたときには、利用者やご家族から感謝の言葉をかけられることも。仕事のやりがいや喜びを、十分に感じられる瞬間の一つです。

利用者により良いサービスを提供するためには、業種を越えたチームワークが不可欠です。仲間と一丸となって仕事ができることも、介護老人保健施設で働くやりがいにつながっていくことでしょう。

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介護施設の中でも特に介護老人保健施設は、多種多様な業種のスタッフの連携が不可欠です。そのため、働きたいと思う職場・施設の雰囲気などは、事前にしっかりと把握しておいたほうが良いでしょう。

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まとめ

介護老人保健施設で働く介護職員の役割は、在宅復帰を目指して懸命にリハビリに取り組む利用者を支えることです。看護師や理学療法士、言語聴覚士などの他業種スタッフと綿密に連携をしながら利用者のケアを行うため、幅広い視点で経験を積むことができます。

介護老人保健施設は、思い通りに体が動かない利用者を励まし、元気付けながら、共に目標に向かって頑張っていける大変やりがいのある職場です。介護職員としてのステップアップができることに加えて、無事に在宅復帰ができた利用者やご家族様から掛けられる感謝の言葉は、大きな喜びとなることでしょう。

高齢化社会に突入している日本においては、今後も介護の仕事の需要は増すことが予想されます。大変な仕事ではありますが、やりがいに溢れた仕事でもあるので、ぜひ興味がある方は介護老人保健施設などで働いてみてはいかがでしょうか。

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kiralike編集部

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