介護福祉士の給料事情。年収の平均額は?給料は今後上がる?

2020.03.13介護士の給与・年収
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男女の介護福祉士と利用者様少子高齢化が進む現代で、社会を支える重要な職業の1つである介護福祉士。需要はこれからも高まっていくと思われますが、給料面ではどのような状況なのでしょうか。

給料は今後需要に伴って上がるのか、また年収の平均額はいくらくらいなのかなど介護福祉士の給料事情について見ていきましょう。

介護福祉士の給料(月給・年収)の平均額

電卓まずは介護福祉士の平均的な給料をご紹介します。

平成30年度の厚生労働省の介護従事者処遇状況等調査によると、介護福祉士の平均給与は31万3,920円でした。ただしこれはあくまでも額面の金額であって、手取り額としては約25万円、平均年収は約377万円です。

同年度の給与取得者全体の平均年収は441万円であることを考えると、業種に関係なく見てしまうと社会全体の平均よりは低いといえます。しかし、介護福祉士といっても細かい業種や施設によって待遇が異なります。

参考資料:厚生労働省「平成30年度介護従事者処遇状況等調査結果」

介護福祉士の給料を左右する要素

介護福祉士の給料は、基本給に資格手当や通勤手当などが含まれた額が総支給額として算出されます。介護福祉士の給料は、施設の種類や地域、働き方などによっても左右されます。

資格の有無

履歴書の資格欄まず、無資格で上記の施設で働くのと介護福祉士の資格を有して働くのとでは給与に差が現れます。介護福祉士の平均月収(額面)は31万3,920円と書きましたが、この金額は資格を持っている場合の額です。無資格の場合、平均月収は26万1,600円と約5万2,000円もの開きがあります。

介護福祉士資格は国家資格であるため、現場での待遇にも少なくない影響を与える要素といえるでしょう。

働く施設の種類

介護施設給料を左右する要素の中でも特に大きな要素の1つが、施設の種類です。主な施設別に給料を見てみると、次のようになります。

特別養護老人ホーム

平均月収(額面)は34万2,230円、手取りは約27万3,000円、平均年収は約410万円です。施設別に見た場合、最も平均給与が高い施設になります。

介護老人保健施設

平均月収(額面)は32万6,540円、手取りは約26万1,000円、平均年収は約392万円です。

訪問介護事業所

平均月収(額面)は30万1,480円、手取りは約24万1,000円、平均年収は約362万円です。

通所介護事業所

平均月収(額面)は27万7,010円。手取りは約22万1,000円、平均年収は約332万円です。

上記を見ると、施設によって給料にかなりの開きがあるのが分かります。特別養護老人ホームと通所介護事業所とでは平均月収に約7万円もの差があり、どこで働くのかによって収入が大きく変わることがよく分かります。

働き方

介護福祉士としてどのように働くかによって給料は変わります。例えば、常勤なのか非常勤なのかで次のような違いがあります。

介護福祉士(常勤)…31万3,920円

介護福祉士(非常勤)…23万3,730円

この他、正社員として働くのか、それとも派遣やパートとして働くのかといった雇用形態によっても、給料は大きく変わってきます。

地域

どの地域で働くのかも給与面を左右する大きな要素です。やはり東京などの都心部では給料が高く、地方では低い傾向にあります。ただし、だからといって生活水準にも差があるというわけではなく、家賃や物価の違いがそのまま給料にも表れているといえます。

介護福祉士の給料は今後上がるのか

給料アップ日本全体の平均給与と比較すると決して高くない介護福祉士の給与ですが、今後社会のニーズに伴い上がるのかどうかは気になる点でしょう。

近年、国は介護人材不足を解消するため、定期的に処遇改善を図っています。

2019年10月以降、介護サービス事業所における勤続年数10年以上の介護福祉士やそれに類する経験を持つ介護福祉士などに対して、月8万円もの処遇改善が行われることは大きな話題となりました。

ただし、この処遇改善加算の金額は、介護福祉士に直接支給されるわけではありません。手当は事業所へ支給され、そこから各職員へと分配されます。勤続10年以上の介護福祉士への処遇改善を最優先するよう配分比率が定められているものの、介護福祉士の資格を持たない職員の処遇改善に回すことも可能です。

また、事業所が処遇改善加算を受け取るためには、処遇改善の計画書の届け出や実績の報告などが必要です。もしも勤め先の事業所がこのような手続きを行っていない場合には、処遇改善加算による給料アップは見込めません。

つまり、勤続10年などの条件を満たしていれば必ず月収が8万円アップする、というわけではありません。今後、介護福祉士の給料がどれだけ上がるかは不透明なのが実情です。

介護福祉士の給料を上げる方法

上述した通り、ただ待っているだけではあまり給料アップは期待できないため、給料を上げたい場合は自分から積極的に動くことが重要といえます。

介護福祉士が給料を上げるためには、次のような方法が考えられます。

夜勤を増やす

深夜帯を指す時計給料を上げる方法として最も実践しやすいものが、夜勤の回数を多くして手当を増やすことです。多くの場合、夜勤手当としては約3,000円~8,000円が加算されます。

ただし、夜勤を増やすと生活リズムが乱れ、体調を崩してしまうことも考えられます。欠勤となり給料が下がったり、通院で治療費が掛かったりしてしまっては本末転倒なので、無理のない範囲で夜勤回数を調整することをおすすめします。

キャリアアップする

介護支援専門員(ケアマネジャー)や生活相談員などがキャリアアップの道筋としては代表的です。ケアマネジャーになるには、5年以上、900日以上の実務経験が必要ですが、平均給料が35万320円となり、大幅な収入アップが見込めます。

資格取得の要件を満たすまで時間が掛かる他、介護福祉士として日々忙しく働きながら勉強をすることは容易ではありませんが、自身のスキルアップにもつながる方法だといえるでしょう。

他施設へ転職する

上記でご紹介したように、働く施設によっても給料は大きく変わります。例えば、現在は通所介護事業所で働いている場合、特別養護老人ホームや介護老人保健施設などに転職すれば給料アップが期待できます。

施設形態が同じでも、地域や運営元によっても給料の額は大きく変わってきます。仕事の内容を変えずに給料アップすることも不可能ではありません。

介護福祉士の給料事情に関するまとめ

介護福祉士は今後も需要が高まることが見込めます。平均年収は377万円ですが、夜勤を増やしたり他施設へ転職したりと給料をアップさせる方法はいくつかあります。

現在の給料などの待遇面に不満をお持ちであれば、介護職の求人に特化した転職サービスなどに登録して、求人情報を探してみることをおすすめします。

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kiralike編集部

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