どんな自分になっていたい?わたしの未来の歩き方【保育士編】

公開日: 更新日: 保育士の働き方・環境

社会人として、女性として生きていく中で、「これからどんなことが待ち受けているんだろう?」「どんな選択をしたらいいんだろう?」。慌ただしい毎日を過ごしていても、ふと、そんな不安がよぎることってありますよね。

実家からの独立や転職、結婚、出産、子育て。仕事はずっと続ける?辞める?行き当たりばったりの勢いに任せるのもいいけれど、10年後、20年後に「こんなはずじゃなかった!」なんて状況にならないよう、今から少しずつ未来について考えてみませんか?

 

今回お届けするのは、「保育士の未来の歩き方」です。未来の自分の姿を想像するきっかけにしてみてください。
▶目次
① 保育士人生の実情 ~復職は難しい?~
② いろんな働き方を見つけよう ~なにを重視すべき?~
③ 求められる保育士になろう ~必要な素養やスキルは?~

① 保育士人生の実情 ~復職は難しい?~

「子どもが大好き」「保育士の先生にずっと憧れていた」などの想いで保育士を続けていても、結婚、出産、子育てなどをきっかけに離職する人は多くいます。さらに、その後は専業主婦をしたり、他業種でパートとして働いたりと、なかなか復職しないという実情があります。

保育士への復職を妨げている一番の理由は、「子育てや家庭との両立が難しい」から。その背景には体力的にきつい、仕事上の責任が大きい、休みが取りにくい、残業が多いなどの現実があります。

「でも子どもたちはかわいいし、将来はできる限り保育士の仕事を続けたい!」という想いを持っているあなたにこそ、知っていただきたい情報です。

② いろんな働き方を見つけよう ~なにを重視すべき?~

勤務時間や仕事内容、運営団体など、同じ保育士といっても、働き方は様々。新しいサポートや制度も見直されているので、自分にあった働き方、望む働き方がきっと見つかります。

正職員(正社員)以外の働き方って?

給与・待遇面から正社員を希望しがちにもなりますが、実は「非常勤職員」「臨時職員」「パート・アルバイト」「派遣」など、多彩な働き方が注目されています。それぞれ園によって勤務形態や給与は異なりますが、「短時間勤務がしたい」「保育計画や書類をつくるより、子どもたちとずっと触れ合いたい」「ゆくゆくはフルタイムで働きたいが、いきなりの復職は不安…」など、様々なニーズに合った働き方が見つかるかもしれません。

「短時間正社員制度」って?

待機児童問題の施策として、現在国で取り組んでいる「短時間正社員制度」。勤務時間や勤務日数を短くしながら、フルタイム正社員と同等の算出方法で時間給・賞与・退職金などが受け取れます。国からの支援もあり徐々に数を増やしていて、より多くの保育士の再就職促進に期待できます。

将来「管理者」として働く道は?

「体力に不安が出てきた」「より良い保育環境をつくりたい」など、長く保育士を続ける中で、施設の運営や管理を担う施設長・園長を目指すという選択肢もあります。
施設長の責務は、子どもたちや保護者、働く保育士・職員のこと、園の設備や労務の問題、地域や自治体との関係など多岐にわたります。

公立保育園と私立保育園の違いは?

保育園は大きく分けて公立と私立があります。公立は自治体が運営しているため保育士も地方公務員。給与や待遇などもオープンになっています。ただ、倍率が数十倍にもなるほど人気があり、臨時職員の募集は欠員が出た場合にしか行わない、年齢制限があるといった理由から、応募することすら難しいのが現実です。

施設による詳しい違いはこちらの記事もチェックしてみてくださいね。

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多くの保育士さんが働いているのは、私立保育園。待機児童問題解消の策として、2000年から民間企業も認可保育園を運営できるようになりました。古くからある社会福祉法人を母体とする保育園に加え、民間企業母体の保育園の数もどんどん増えていますので、主な特徴をご紹介します。

  • 民間企業運営の主な特徴

大手や中小企業、合同会社などが運営していて、福利厚生がしっかりしている。全国展開している場合が多く、地方などへ生活の変動にも対応可能。積極的にIT化などに取り組む。子育て中の方も働きやすい環境整えるため、短時間勤務の制度を設けるなど時代のニーズに柔軟に対応する傾向がある。

  • 社会福祉法人運営の主な特徴

運営歴が長く、経験豊富なベテラン保育士がいることが多い。比較的給与水準が高い。家族運営なども多いこと、民間企業運営と比べるとひとつの法人の中での保育園数が少ないため、主任や施設長などキャリアアップがしづらい傾向がある。

③ 求められる保育士になろう! ~必要な素養やスキルは?~

欠かせないのは、人柄とコミュニケーション能力。子どもたちの相手はもちろん、保護者や同僚とも日々の会話や密な連携が必要になってきます。さらに、最近は保育の現場でも、パソコンでカリキュラムをつくってメールで報告、連絡帳はアプリを利用するなど、IT化が進んでいます。パソコン入力やメール、スマートフォンなどの基本操作も覚えておきましょう。

他業種からの転職や、ブランクがあっても大丈夫!

ブランクの理由が自身の子育てだった場合は、保護者との会話やアドバイスに、より実感が込められますし、一般企業でのビジネススキルを保育園で活かし、働く保護者にも共感しやすいなど、様々な経験は保育の現場でも強みにもなります。一見「不利なのでは?」と思っても、保育士としてどう活かすかが大切です。

新しいスキルを身につけよう

ベビーマッサージやリトミック、モンテッソーリなど、特技を身につけたり、得意ジャンルを伸ばしたりすることで今後の自信につながりますし、産休・育休中などに勉強すれば、自分の子育てに活かすこともできます。

まとめ

人生の中で、仕事との付き合い方はとても重要なこと。その時の状況によって選択肢は違ってきますが、自分の未来はどう進んでいきたいのか、その道を進むために準備できることはないのかなど、今からしっかり考えておきたいですね。
夢を叶えてなった「保育士」人生、後悔のないように歩んでいきましょう!

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kiralike編集部

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